新・やる気伝道師日記

トーキング サークル

BY:出路 雅明
2016年08月03日
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人間資本と自然資本が増幅するような
サステナブル(持続可能)な社会や生き方を
模索し実践していこうって仲間が集まって
月に一回、語り合っているのですが、、、

今回は、ネイティブ アメリカンに伝わる
伝統的な話し合いの技法である
「トーキング サークル」を取り入れた

以下は、トーキング サークルによる話し合いを
ファシリテートしてくれた仲間のメッセージです

 

トーキング サークルとは?
ネイティブアメリカンに伝わる、
コミュニティにおける合意形成と意思決定手法。
参加者が輪になって一本の棒を回し、
棒を持った者だけが発言権があり、
他の者はその言葉に全力で耳を傾けます。
テーマはその時の流れ次第。
無言のまま棒が一周した時点で終了。
自由参加、自由退出の自由集会です。
多数決で物事を決めるのではなく、
大きな声を持つ者が引っ張るのでもなく、
「聴き合い」による合議的意思決定を目指します。
短くて1時間、長くて朝まで、その時々、
参加者の集合意識で話す内容も濃さも変わってきます。
ついつい「自分の番で何しゃべろうか」で
頭が一杯になってしまい、
他の人の言葉が入ってこない状況に陥ります
(コレが社会の慣習です笑)
逆に頭を空っぽにして、
メンバーの言葉を聞くことに全力を注ぐことで、
その場にとって必要な言葉が
自然に降りてくるようになります。
すると自分が話そうと思っていた言葉を、
隣の人が話してくれるような
シンクロが起こるようになります。
この経験を積むことで、
普段の会話や対人関係も変わってきます。
ネイティブアメリカン・先住民の世界では、
この手法を用いて政治を行っていたそうです。
僕自身、海外放浪中にこの手法に出会い、
この10年ぐらい仕事上でも人間関係も
それを意識下において生きてきた結果、
シェアハウスを中心としたコミュニティが
全国的、世界的に広がってきています。
お任せ民主主義の昨今、
人々が「主催者と参加者の概念を外し主体性を持つ」
といったパラダイムシフトに
この手法はかなり効力を発揮すると思われるので、
各界リーダーである皆さんに
是非体感してもらいたいと思った次第です。

 

とまぁ、こんな感じで進めたのですが、
すごくクリエイティブで心地の良い
聴き合い(話し合い)になりました。

もうそろそろ多数決や選挙でものごとを決める
世の中は終わりを告げようとしてますね。