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HFS創刊号
「ガラパゴス化」

「ガラパゴス化」

ヒューマンフォーラム・スタッフの皆さん、いつもお仕事をガンバっていただき本当にありがとうございます。
 皆さんの現場でのガンバリのおかげで2012年度の春・夏もスゴク快調な業績となっています。そして久しぶりにHFSのコラムを書かせていただけることになりワクワクとドキドキでパソコンに向かっています。今回のコラムでは、「今、私自身が強く感じていること」を書かせていただきます。それは同時に「今、皆さんに最もお伝えしたいこと」でもあると思います。今、私が強く感じていることは、〝本当に強くなっていかなければならない〟ってことです。それは同時に〝今のままではいけない〟という危機感を感じているってことです。それは私が自分自身に対して感じていることです。

 ここで最近人から見せていただいた映像で心にグサッと突き刺さったものがありましたのでまずはそれから書かせていただきます。それはガラパゴス諸島という南アメリカのエクアドルから900キロ離れた赤道直下の孤島群の映像です。ガラパゴスの島々では多くの珍しい動植物が生息していることで有名です。ガラパゴスゾウガメ、ガラパゴスイグアナ、ガラパゴスアホウドリ、等々はその中でも有名です。大陸から遠く離れていたため、これらの動物は長い間、天敵やライバルなどの外敵にさらされない環境が続きました。ということは同時に強く進化していく必要がなかったってことです。(過去ガラパゴスには大型の肉食哺乳動物は生息していません)現に今、ガラパゴスでは珍しい動植物を売りものにして観光化が進んでおり、結果的に環境破壊や外来生物の繁殖によって絶滅の危機にさらされている動物が多くあるようです。

 私の勝手な想像ですが、ガラパゴスの動物たちは何万年も前から天敵がいなかったために、身体だけは大きく成長したけれど能力的(強さ)成長はしてこなかったのだと思います。そしてこれこそ私の勝手な想像ですが、そこには〝今のままではいけない〟という危機感がなかったのではないかと感じます。ゾウガメやイグアナですから危機感と言うよりは「強くならなければ食べられてしまう」という恐怖と言ったほうがいいかもしれません。まあどちらにしても危機感や恐怖がなければ、なかなか強くなったり能力的な成長はないのではないかということです。動物ですから何もなければ「もっと早く走れるようになりたい」「もっと強い牙や爪を持ちたい」「もっとエサをいっぱい見つけて捕れる能力を高めたい」なんて考えることはないのが当然だと思います。それは人間も同じことで危機感や恐怖を感じることがなければ、なかなか強くならなければならないって思えないものだと感じます。しかし人間には「もっと成長して給料や役職を上げたい」「もっと上手く接客やディスプレーができるようになりたい」「いずれ店長になりたい、バイヤーになりたい」などの〝想い〟があると思うのです。(動物にも進化したいという大自然の摂理のようなものは流れていると思いますが、、、)

 私は今、この〝危機感と想い〟の二つが両輪となってはじめてパワフルな成長や変容(進化)が起こるのではないかと強く感じています。特に私の場合、危機感の方が自分を大きく突き動かしてくれると感じています。ガラパゴスの映像を見せていただいた時に私自身が「ガラパゴス化しているのではないか?」ってドキッとさせられました。ガラパゴスゾウガメが身体ばかりデカくなり超スローで動きが鈍くなっている姿を見て、、、ガラパゴスイグアナがダラダラとムシャムシャ植物を食べている姿を見て、、、「こんなふうになりたくない」という危機感が湧き起こりました。(ガラパゴスの動物の映像から感じたイメージはあくまで私の感覚で動物は懸命に生きていると思います)

 私もそうですが人は誰でも危機や恐怖を感じることからは逃げたいものです。また知らず知らずの間に危機や恐怖から目をそむけ見て見ぬふりをして気付かないように生きるクセがついているのではないかと思うのです。私たちはガラパゴスに住んでいるのではなく、それぞれの現実(現場)を生きています。現実が突き付けてくることと今までの自分とのギャップからくる危機感、また現実に取り残されるのではないかという恐怖、そういった危機感や恐怖から生まれる〝プレッシャー〟こそが強く成長し進化し続ける原動力の一つではないかと感じています。だからこそ危機感や恐怖から目をそむけないように意識しなければならないと強く感じます。そして何らかのプレッシャーを感じている時は「成長や進化の過程を歩んでいる途中なんだ!」って自分自身に言い聞かせていこうと感じています。

 それでは仮に危機感をしっかりと感じることができ、プレッシャーという強く成長するための原動力を得たとします。すると次に強く成長するために具体的に何をすればいいのかってことになると思います。それは一人一人が、一つ一つの現場で、一つ一つのことを、強く成長させていくことしかないと感じています。進化というのは現場における一つ一つのことをコツコツと時間をかけて仮説検証し続けた結果として生じるものだと感じます。かといって今の世の中、物凄いスピードで変わり続けています。だからそのスピード感についていきながらも一人一人が一つ一つを強く成長進化させていかなければならないというのが今の現実です。でもやっぱり危機感や恐怖だけを感じて生きていくのでは辛いです。だから一人一人が危機感やプレッシャーを感じるだけでなく、自分の中にある「成長進化したい」って〝想い〟とか、「楽しく生きたい」「幸せになりたい」って〝想い〟を大切にしていきたいものですね。今、私自身 〝プレッシャーと想い〟二つを原動力に成長進化し続けていきたいと感じています。

 ありがとうございます!